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ランキングと個別銘柄チャートの最終更新日は、2022年12月25日です。
コラム

GAFAMの過去の買収(M&A)企業一覧

 

はじめに

米国の巨大テック企業群「GAFAM」(アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、フェイスブック)は、過去に多くの企業を買収しています。各社でM&Aに関する戦略が大きく異なり、また買収が成功して現在は重要な収益源となっている企業もあれば、買収が失敗に終わって既に売却済みの企業もあります。

この記事では、そうしたGAFAMの買収してきた企業を、リストアップしておきたいと思います。

基点は2000年からとします。最も買収企業の多いマイクロソフトから、順に掲載していきます。

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GAFAMの過去の買収(M&A)企業一覧

マイクロソフト

Visio

Visioは、業務フローやダイアグラムなどの作図・可視化を行うためのソフトウェアです。現在は「Microsoft Visio」としてMicrosoft Officeシリーズに含まれています。
買収年:2000年
買収価額:15億ドル

Navision A/S

Navision A/Sは、中堅企業をメインターゲットにしたERPパッケージ(旧称Navision)を手掛ける会社で、現在は「Microsoft Dynamics NAV」として、マイクロソフトが展開するMicrosoft Dynamicsシリーズの一製品となっています。
買収年:2002年
買収価額:13億ドル

aQuantive

aQuantiveは、インターネット広告大手です。2000年代後半に、マイクロソフトとグーグルがインターネット広告業界の買収・再編を活発化させました。
2004年にアクアンティブが同業のレイザーフィッシュを買収、2007年にそのアクアンティブをマイクロソフトが買しました。しかし2008年のリーマン・ショックによってインターネット広告業界が低迷し、2009年にマイクロソフトがレイザーフィッシュを売却、2012年にマイクロソフトがアクアンティブに対する63億ドルの投資に対して、62億ドルの評価損を計上しました。
買収年:2007年
買収価額:63億ドル

Fast (Fast Search & Transfer)

Fastは、エンタープライズ検索を手掛ける企業です。
買収年:2008年
買収価額:12億ドル

Skype

Skypeは、マイクロソフトの買収によって衰退したという見方と、買収前から衰退は始まっていた、という見方があります。
直近では、マイクロソフトはMicrosoft Teamsの無料開放を決定、一方でSkype for Business Onlineは今年2021年にサービス打ち切りとされています。
買収年:2011年
買収価額:85億ドル

Yammer

Yammerは企業向けのソーシャル ネットワークを手掛ける企業です。
買収年:2012年
買収価額:12億ドル

NOKIA

Nokiaのデバイス&サービス事業部の買収は、マイクロソフトにとって本格的なハードウェア分野への進出でしたが、その後Windows Phoneは失敗に終わリました。一方Nokiaは、1990年代の携帯電話普及期から携帯電話最大手として業界に君臨してきましたが、マイクロソフトにこの本業を売却した後に、通信機器メーカーとして復活しています。
買収年:2013年
買収価額:54億4000万ユーロ

Mojang

Mojangは、代表作MineCraftで知られる箱庭系ゲームを手掛けるゲーム会社です。
買収年:2014年
買収価額:25億ドル
Webサイト

Linked In

Linked Inは、ビジネスに特化したSNSです。
買収年:2016年
買収価額:262億ドル
Webサイト

GitHub

GitHubは、2,800万人以上のソフトウェア開発者が参加するソフトウェア開発プラットフォームです。同社のオープンソースの文化に配慮して、マイクロソフトは、何も変えない方針を発表しています。
買収年:2018年
買収価額:75億ドル
Webサイト

Zeniax Media

Zeniaxは、ゲーム開発企業Bethesda Softworksの親会社です。
買収年:2021年
買収価額:75億ドル
Webサイト

Nuance(ニュアンス)

Nuanceは、ヘルスケア分野の人工知能(AI)や音声認識を手がける企業です。
買収完了予定は、2022年2月頃と見られています。
買収価額:197億ドル
Webサイト

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アルファベット(グーグル)

YouTube

グーグルによるYouTubeの買収は、GAFAMのM&Aの歴史の中で最も伝説的なディールであると考えます。スタートしてまだ18ヶ月、急成長中ではあるもののまだ赤字のこのスタートアップ企業を、グーグルが巨額買収した際に、マイクロソフトやYahooに取得されないよう、社内査定に10億ドル以上が上乗せされたと言われています。
買収年:2005年
買収価額:16.5億ドル
Webサイト

DoubleClick

上記マイクロソフトがaQuantiveを買収した年と同年に、グーグルはインターネット広告の配信インフラ会社のDoubleClickを買収しました。
買収年:2007年
買収金額:31億ドル

Motorola

1989年から続く老舗、モトローラの携帯電話事業をグーグルが掌中に収めました。しかし2014年に、大部分の特許をグーグルが保有した状態でレノボに売却されています。
買収年:2011年
買収価額:125億ドル

Boston Dynamics

Boston Dynamicsはロボットを手掛ける企業です。
なお同社はその後2017年に、ソフトバンクグループに売却されています。
買収年:2013年

Waze

Wazeは、マップアプリを手掛ける企業です。
買収年:2013年
買収価額:11億ドル
Webサイト

Nest labs

Nest Labsは、サーモスタットや火災報知機などを手掛ける企業です。サーモスタットは、スマートホームのハブとして注目されています。現在の社名は「Google Nest」です。
買収年:2014年
買収価額:32億ドル

HTC

HTCは台湾の携帯電話会社です。グーグルは、HTCのスマートフォン部門の買収によって、台湾にグーグルの技術拠点が誕生したことを意味しています。

買収年:2017年
買収価額:11億ドル
Webサイト

Looker

Lookerは、2013年にシリコンバレーで創業したビジネスインテリジェンス(BI)とビッグデータ分析ソフトウェアを手掛ける企業です。
買収年:2019年
買収金額:26億ドル
Webサイト

Fitbit

Fitbit(フィットビット)は、フィットネストラッカーなどを搭載するスマートウォッチ(ウェアラブル端末)を手掛ける企業です。
買収年:2021年1月
買収金額:21億ドル
Webサイト

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アマゾン

Zappos

Whole Foods

Whole Foods(ホールフーズ)、自然食品・オーガニックフードに強みのある高級志向のスーパーマーケット・食料雑貨店チェーンです。アマゾンに買収される前は上場企業でした(ティッカー:WFM)
買収年:2017年
買収価額:137億ドル
Webサイト

Ring

Ringは、スマートドアホンや屋外セキュリティカメラを手掛ける新興企業です。
買収年:2018年
買収価額:10億ドル
Webサイト

PillPack

PillPackは、オンライン薬局で、処方箋デリバリーなどのサービスを展開する企業です。
買収年:2018年
買収価額:7.5憶ドル
Webサイト

ZOOX

ZOOXは、自動運転技術のスタートアップ企業です。
買収年:2020年
買収価額:10億ドル
Webサイト

MGM

MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)は1924年創業の老舗映画製作会社です。
買収年:2022年
買収価額:85億ドル
Webサイト
[アマゾン、MGM買収の完了を発表]

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フェイスブック

インスタグラム

2010年にスタートした写真共有SNSのインスタグラムは、アプリのリリースから1年もたたないうちに1000万人のユーザーを獲得、その後半年でさらに3000万人に急増しました。そして、2012年に10億ドルというスタートアップとしては巨額の買収によって、フェイスブックの傘下に収められました。
買収年:2012年
買収価額:10億ドル
Webサイト

Oculus VR

Oculus VRは、VRハードウェアおよびソフトウェア製品を手掛ける企業です。
買収年:2018年
買収価額:20億ドル
Webサイト

CTRL-labs

CTRLラボは、脳の信号でコンピューターを操作する技術を手掛けるスタートアップ企業です。
買収年:2019年
買収価額:10億ドル

Kustomer

Kustomer(カスタマー)は、顧客管理システム(CRM)を手掛けるスタートアップ企業です。
買収年:2020年
買収価額:10億ドル
Webサイト

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アップル

Beats Music / Beats Electronics

Beats Musicは会員制のストリーミングミュージックサービスを提供する企業で、Beats Electronicsはヘッドフォン、スピーカー、オーディオソフトウェアを手掛ける企業です。
買収年:2014年
買収価額:30億ドル
Webサイト

インテル(スマートフォン用モデム事業)

アップルがインテルのスマートフォン用モデム事業を買収することによって、インテルの発表では、1万7000の無線に関する特許がアップルに引き継がれると公表されています。
買収年:2019年
買収価額:10億ドル

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